「パンゲア・オン・ザ・スクリーン」[ 1/17 (fri) – 2/2 (sun) ]
アーティスト、山形一生による企画展「パンゲア・オン・ザ・スクリーン」を1月17日(金)から2月2日(日)まで開催します。
本展は、現実で行われる展覧会とインターネット等における展示記録のイメージから構成されます。出展作家は、安部妃那乃、遠藤麻衣、熊谷優里、郷治竜之介、山形一生、山本悠、の計6名。
「パンゲア」と題したタイトルについて、山形一生は、次のように語っています。
「複数の会場で行われるそれぞれの展覧会は、鑑賞体験として(当たり前に)分断されていて、地続きのものではないし、それぞれの場の固有性は、その鑑賞体験自体に影響を与えます。けれど、最終的にそれらの展覧会がアーカイヴとして一つのページに収まるとき、画像と画像が接続されあって、分断のない一つの物語のようになります。これによって、一つの大陸(パンゲア)として、画面(スクリーン)上で現出する、一つの展覧会の記録となります。」
2020年初となる企画展示に是非ご期待ください。
TAV GALLERY STAFF
開催概要
名称 : パンゲア・オン・ザ・スクリーン
会期 : 2020年1月17日 (金) – 2月2日 (日)
会場 : TAV GALLERY (東京都杉並区阿佐谷北1-31-2) [03-3330-6881]
時間 : 13:00 – 20:00
休廊 : 水曜、木曜
企画 : 山形一生
出展作家 : 安部妃那乃、遠藤麻衣、熊谷優里、郷治竜之介、山形一生、山本悠
助成 : アーツコミッション・ヨコハマ
レセプションパーティ : 1月17日 (金) 18:00 – 20:00
アーティスト・プロフィール
安部妃那乃(Hinano Abe)
学生。仕立て屋。
エスモード東京校で服飾を学んだ後、現在多摩美術大学美術学部情報デザイン学科メディア芸術コース在籍。
衣服や身体の装飾品を主題に、写真や立体を用いた作品を発表している。
主な展示は今回が初となる。
遠藤麻衣(Mai Endo)
1984年兵庫県生まれ。俳優、美術家。
東京藝術大学美術研究科博士後期課程に在籍。
自分の身体を用いて演劇、映像、写真などのメディアを複合的に組み合わせる。近年はフェミニストを用いた作品制作に取り組んでいる。主な発表に『コンテンポラリーへびんぽじゃじゃりの引退』(2018, TERATOTERA祭り2018) 、『アイ・アム・ノット・フェミニスト!』(17, ゲーテ・インスティトゥート東京)、『MOTアニュアル2016 キセイノセイキ』(16, 東京都現代美術館) など。また、主な出演に『Stilllive』(19, ゲーテ・インスティトゥート東京)、指輪ホテル『バタイユのバスローブ』(19, BUoY北千住アートセンター) 、岸井大輔『始末をかく』(13~18) など。2018年より丸山美佳とクィア系アートジン『Multiple Spirits(マルスピ)』を創刊。
Website: http://maiendo.net/
熊谷優里(Yuri Kumagai)
2000年埼玉県生まれ。
東京藝術大学美術学部先端芸術表現科在籍。
性差の問題やお笑い文化を取り扱いながら、写真、映像などのメディアを用いた作品制作を行なっている。
主な展示は今回が初となる。
郷治竜之介(Ryunosuke Goji)
1988年愛知県生まれ。画家。東京芸術大学油画専攻卒業。
主な展示企画に『optical camouflage』(遊工房アートスペース, 東京)『Musa.ssp』(cueB Gallery, ロンドン)『ヴ・・・ン』(遊工房アートスペース, 東京)などがある。
映画『となりのトトロ』の中国劇場上映などに関する考察・鼎談を下記に展開予定。
Enic-cinE : http://www.enic-cine.net
Website: http://ryunosukegoji.com
山形一生(Issei Yamagata)
1989年埼玉県生まれ。アーティスト、カウンセラー。
東京藝術大学美術研究科博士後期課程に在籍。
主な展示や発表に、『The Wrong Viennale』(2019)、『Infinity Festival』(2019、カリフォルニア)、『水色のぷにぷに – ポストインターネットアート』(2018)、『ARS ELECTRONICA』(2017, オーストリア)、『surfin’』(2016)などがある。
2018年に『映像作家100 – NEWAWARDS』の最優秀賞を会得。
Website: http://issei.in
山本悠(Yuu Yamamoto)
1988年与野市生まれ。良い心を持っているイラストレーター。休みの日は公園でビールを配っている。
2012年多摩美術大学美術学部絵画学科卒業。
イラストレーションを中心に、展覧会、出版物、広告、音楽作品などの分野で活動する。近年の主な発表に、角銅真実「Dance」のミュージックビデオや、網守将平「パタミュージック」のアートディレクション、砂山太一、浜田晶則の展覧会「鏡と天秤」のグラフィックデザインなど。近年の展覧会に、『貫く棒の如きもの』TALION GALLERY(2019/東京)、『オオカミの眼』BLOCK HOUSE(2017/東京)などがある。