TAV GALLERY 5th Anniversary Exhibition「MID CORE」[ 7/6 (sat) – 7/21 (sun) ]
Designed by Yoshihide namasu
TAV GALLERYは開廊5周年を記念し、これまでの軌跡を象徴するアーティスト21組によるグループ展「MID CORE」を開催いたします。
TAV GALLERYは、2014年の開廊以来、未開の表現と、それを生み出す人々のプラットフォームを使命に掲げ、日々生まれる新たな潮流の兆しを積極的に取り上げてきました。
その5周年を記念したグループ展「MID CORE」では、ギャラリーディレクターの佐藤栄祐、マネージャーの西田篤史および、TAV GALLERYにて企画を共にしてきた批評家の飯盛希の選出により総勢21組のアーティストが集結いたします。
時代を牽引するアーティストと重ねてきたTAV GALLERYの歩みの一端を、ぜひご高覧ください。2020年代とその先のアートヒストリーに向けて、引き続きご支援、ご指導いただければ幸いです。
TAV GALLERY STAFF
【出展作家】
磯村暖、UMMMI.、遠藤麻衣、オートモアイ、金藤みなみ、草刈ミカ、熊倉涼子、縄文族、真珠子、菅原玄奨、鈴木操、高田冬彦、田中かえ、TYM344、永井天陽、中島晴矢、PERMINUTE、林千歩、彦坂尚嘉、馬嘉豪、MES
開催概要
名称 : TAV GALLERY 5th Anniversary Exhibition「MID CORE」
会期 : 2019年7月6日 (土) – 7月21日 (日)
会場 : TAV GALLERY (東京都杉並区阿佐谷北1-31-2) [03-3330-6881]
時間 : 13:00 – 20:00
休廊 : 水曜、木曜
出展作家 : 磯村暖、UMMMI.、遠藤麻衣、オートモアイ、金藤みなみ、草刈ミカ、熊倉涼子、縄文族、真珠子、菅原玄奨、鈴木操、高田冬彦、田中かえ、TYM344、永井天陽、中島晴矢、PERMINUTE、林千歩、彦坂尚嘉、馬嘉豪、MES
レセプションパーティ : 7月6日 (土) 18:00 – 20:00
会場 : TAV GALLERY
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オープニングアフターパーティ : 7月6日 (土) 20:00 – 23:00
会場 : TABASA (東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-13-18 202)
Space production by 渋家 / DJ by SHIBUHOUSE DJ CREW
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TALK EVENT : 7月14日 (日) 18:00 – 20:00
花房太一 × 飯盛希「東京不道徳批評 #7――展示企画の倫理」
会場 : TAV GALLERY
入場料 : 1,000円
作家プロフィール
磯村暖 Dan Isomura danisomura.tumblr.com
美術家。現在東京を拠点に活動中。2016年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。2017年ゲンロンカオス*ラウンジ 新芸術校第2期卒業 (金賞受賞) 。2019年ACC (The Asian Cultural Council / 日米芸術交流プログラム/ブランシェット・ロックフェラー奨学基金 ) グランティ。主な個展に「地獄の星」(TAV GALLERY、東京、2016) 、「LOVE NOW」(EUKARYOTE、東京、2018) 、「わたしたちの防犯グッツ」(蔦屋書店、東京、2019) など。
UMMMI. ummmi.net
アーティスト/映像作家。愛、ジェンダー、個人史と社会を主なテーマに、フィクションとノンフィクションを混ぜて作品制作をしている。初長編映画『ガーデンアパート』、東京藝大学の卒業制作『忘却の先駆者』がロッテルダム国際映画祭に選出 (2019) 。また、英BBCテレビ放映作品『狂気の管理人』(2019) を監督。現代芸術振興財団CAF賞 岩渕貞哉 (美術手帖編集長) 賞受賞 (2016) 。イメージフォーラムフェスティバルヤングパースペクティブ入選 (2016) 、ポンピドゥーセンター公式映像フェスティバルオールピスト東京入選 (2014) など。
遠藤麻衣 Mai Endo maiendo.net
俳優、美術家。自分の身体を用いて演劇、映像、写真などのメディアを複合的に組み合わせる。近年はフェミニストを用いた作品制作に取り組んでいる。「アイ・アム・ノット・フェミニスト!」(2017, ゲーテ・インスティトゥート) では、婚姻契約という形式をとり、彼女自身の結婚式を演劇化。主な発表に『コンテンポラリーへびんぽじゃじゃりの引退』(18, テラトテラ祭2018) 、『MOTアニュアル2016 キセイノセイキ』(16, 東京都現代美術館) 、『ボクは神の子を妊娠した。』(15, TAV GALLERY) 、『アイ・アム・フェミニスト!』(15, Gallery Barco) など。また、主な出演に指輪ホテル『バタイユのバスローブ』(19, BUoY北千住アートセンター) 、sons wo:『シティⅢ』(17, 音楽実験室新世界, 鴨江アートセンター) 、二十二会『へんなうごきサイファー』(14~) 、岡崎藝術座『イスラ!イスラ!イスラ!』(16, 三重県総合文化センター) 、西尾佳織『透明な隣人 ~8 -エイト-によせて~』(14, アサヒアートスクエア) 、岸井大輔『始末をかく』(13~18) など。現在、東京藝術大学美術研究科博士後期課程に在籍。
オートモアイ AUTOMOAI auto-moai.tumblr.com
匿名をテーマに日本で活躍するアーティスト。可視化されにくくあるストリートで暗黙に繋がる人と人との関係性を顔のないヒトによって描き出している。主な活動は個展「Permanent Boredom」(TAV GALLERY、東京、2019) 。「Tacking City Nihonbashi」(東京、2017) では8mの立体作品を展示、300ページに及ぶドローイング集『Endless Beginning』(焚書舎、2018) など。
金藤みなみ Minami Kinto kintominami.com
アーティスト。1988年徳島県生まれ、東京都在住。衣装家・小道具家としてキャリアをスタートし、消費によって削られる装いやコンプレックスを動機に、パフォーマンス、ビデオインスタレーション、マスク制作、小説執筆などで活動。2013年から2016年まで渋家に在籍。主な個展に「THE DOUBLE KISS すみだがわ キスする ふたつ」あをば荘 (東京、2013年) 、「The crying women」dongsomun (Seoul [韓国] 、2018年) がある。グループ展に、金藤みなみ+GiliLavy展覧会「イスラエルから来たコロッケ」ナオ ナカムラ (東京、2016年) 、「反魂香」西方寺 (東京、2017年) 、「BOYS LOVE -花-」野方の空白 (東京、2017年) 、「かわる、うつろう、展覧会」GALLERY X BY PARCO (東京、2017年) 、「DMZ art festival」DMZ芸術祭 (Hwacheon [韓国] 、2017年) などがある。
草刈ミカ Mika Kusakari mika-kusakari.com
美術家。 凹凸絵画 Uneven Painting、恍惚点描画 Ecstasy Dot Painting、画中画 Painting-In-Picture、 アニメーション絵画 AnimationPainting、複製絵画 Replication Painting /人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)Artificial Intelligence Art and Aesthetics Research Group (AIAAR)
熊倉涼子 Ryoko Kumakura kumakuraryoko.tumblr.com
1991年東京生まれ。2014年に多摩美術大学 (油画専攻) を卒業後、国内外の展示やアートフェアに出品。古来より人々がどのように世界を理解してきたかをテーマに据え、インターネットや図鑑などからイメージを蒐集し、それを参照して工作したオブジェをもとに静物画を描く。主な個展に「PICTOMANCY」(RED AND BLUE GALLERY/東京、2016年) 、「Pseudomer」(同、2018年) 。2018年、TAV GALLERY にて永井天陽との二人展「DI-VISION/0」を開催。2019年、「群馬青年ビエンナーレ」に入選。
大島托×ケロッピー前田「縄文族 JOMON TRIBE」apocaript.com keroppymaeda.com
『縄文族』とは、タトゥーアーティストの大島托とフォトグラファーのケロッピー前田によるアートプロジェクトである。このプロジェクトは縄文の文様を抽出し現代的なタトゥーデザインとして身体に刻むことで、人類の原始的な精神が21世紀を生き抜くためのアイデンティティとなり得ることを示している。これは日本における「モダン・プリミティブズ (現代の原始人) 」の実践である。
真珠子 SHINJUKO yan-oki.com
1976年熊本県天草生まれ。2004年、米歌手、グウェン・ステファニー氏のソロアルバムのリーフレット及び、コンサートグッズやノベルティのイラストを手がけることにより活動を開始。主に、増田セバスチャン氏の自伝本や橋口いくよ氏の小説の表紙など2000年代の〝原宿ガール〟のイメージを植え付けた。2006年、熊本市現代美術館で開催した個展を皮切りに現代美術の現場にも身を置いている。2012年、渋谷パルコのロゴスギャラリーにて生まれ故郷の天草にルーツを見出した個展を展開。2017年、文化庁海外メディア芸術祭にてウィーンに招聘され、アニメーション上映と展示、ライブパフォーマンスを実施。ビジュアルアーティストとして表現している。
菅原玄奨 Gensho sugahara gensho-sugahara.com
1993年東京都生まれ。2018年東京造形大学大学院美術研究領域修了。彫刻における塑像技法を用いて現代人の佇まいや匿名性について検証している。主な個展に『invisible』(TAV GALLERY/東京) 。主なグループ展に『Busan Annual Market of Art 2019』(BEXCO/釜山) 、『The Metamorphorsis』(EUKARYOTE/東京) 、『美に宿る声に触れる日』(GINZA SIX/東京) 、『Future Artist Tokyo 2018 』アートフェア東京 (東京国際フォーラム/東京) 、主な受賞歴に群馬青年ビエンナーレ2017奨励賞など。
鈴木操 SUZUKI SOU
1986年生まれ。現在横浜に在住。文化服装学院を卒業後、ベルギーへ渡る。帰国後、コンテンポラリーダンスや現代演劇の衣裳デザインアトリエに勤務。その傍ら彫刻制作を開始する。最近の主な展示、『私戦と風景』(原爆の図丸木美術館) 、『自営と共在』(BARRAK1) 、『open the door, 』(roomF準備室) 。
高田冬彦 Fuyuhiko Takata fuyuhikotakata.com
現代美術家、映像作家。作品は主に作者の自宅アパートで撮影され、時に作者本人も登場する。密室で渦巻く独りよがりな夢想を、ジェンダーやトラウマ、神話やポップカルチャーなどといった要素と混ぜ合わせながら表現する。主な個展に『MAMスクリーン011:高田冬彦』(森美術館/2019年) 、『DREAM CATCHER』(Alternative Space CORE/2018年) 、主なグループ展に『MOTアニュアル 2016|キセイノセイキ』(東京都現代美術館/2016) など。
田中かえ Kae chang kaechang.tumblr.com
1995年生まれ、神流川県横浜市出身。自身や女性をモチーフとしたキャラクター生成と恐怖との関係を図りみるアーティスト。主な個展に「かえちゃんのチョコレートボックス」(TAV GALLERY、東京、2018) 。主な活動に乃木坂46「逃げ水」台本掲載 (MdM 12月号、2017) など。
TYM344 ティー・ワイ・エム・スリー・フォー・フォー tym344.com
美術家。東京都生まれ。早稲田大学第一文学部総合人文学科美術史学専修卒。「絵を描くこととは、決定された画像をつくること」として、道路標識から秩父連山まであらゆる不動物を手本にして、二値化された非・動画的な絵画を目指す。主な個展に「HARD/SOFT」(ナオナカムラ、東京、2017) 、「サブスタンス」(新宿眼科画廊、東京、2015) など。
Photoed by Ken kato
永井天陽 Solaya Nagai solayanagai.com
1991年埼玉県飯能市出身、東京在住。 2014年武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業後、2016年に同大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コースを修了。 2014年に清水多嘉示賞を受賞、2018には日本文化藝術財団「25周年記念助成」を受給。アクリル素材の型に全く別の輪郭を持つ剥製やぬいぐるみなどの既製品を無理やり詰め込むことで、互いの存在を曖昧にしてしまう「メタラクション」シリーズや、既製品の1部分を別素材に置き換えることでものとしての性能を奪い取ってしまう作品などを制作する。日常に潜む物事の意味や存在、ちょっとした“しこり“に対して問いかけをし、その反応や跳ね返りからそのもの自体を探ることで、誰も見たことがないような新たな彫刻の在り方を追求したいと考えている。これまでの主な個展として、2014年「北に歩いて南へ向かう」(八角堂プロジェクト PHASE2014 Part3)青森県立美術館/青森、2017年「おおきなささやき」HARMAS GALLERY/東京、2018年「名無しのかたち」武蔵野美術大学 gFAL / 東京などがある。
中島晴矢 Haruya nakajima haruyanakajima.com
美術家・ラッパー・ライター
1989年神奈川県生まれ。法政大学文学部日本文学科卒業、美学校修了。主な個展に「バーリ・トゥード in ニュータウン」(TAV GALLERY/東京 2019) 、「麻布逍遥」(SNOW Contemporary/東京 2017) 、キュレーションに「SURVIBIA!!」(NEWTOWN2018/東京 2018) 、アルバムに「From Insect Cage」(Stag Beat/2016) 、連載に「東京オルタナティブ百景」(M.E.A.R.L) など。
PERMINUTE パーミニット instagram.com/_perminute_
半澤慶樹 (Yoshiki Hanzawa) 。1992年福島県生まれ。2016年、17SSよりブランドスタート。コンセプトは「カッティングとテキスタイルの双方からユニークな実験を通して、これまでにない新しいファッション性を提案する。
林千歩 Hayashi Chiho chihohayashi.tumblr.com
現代美術家。映像作品を中心にさまざまなメディアを使い表現する。主な個展に『初美カコ ‐Project MUSE‐』(Art Center Ongoing/東京/2017)、『パパ、ごめんなさい』(Art Center Ongoing/東京/2014)。主なグループ展に『六本木クロッシング2019 展:つないでみる』(森美術館/東京/2019)、『島からのまなざし』(東京都美術館/東京/2014)など。
彦坂尚嘉 HIKOSAKA naoyoshi facebook.com/hikosakanaoyoshi
現代美術家。詩人。ノイズ音楽家。芸術分析家。1970年多摩美術大学絵画科油彩中退。芸術分析を中心にさまざまジャンルの芸術を制作する。2001年 センチュリー・シティ展 (テート・モダン) 、 2015年『「映像表現 ’72」展、再演』(東京国立近代美術館) 、2019年、『通算43回切断芸術展』(なかのZERO) など。
馬嘉豪 Ma Jiahao twitter.com/majiahao1212
現代美術家。1996年生まれ中国西安出身。現在多摩美術大学油絵学科在住。膨大な人口数の下に存在する問題と矛盾を子供の玩具などを用いたミクストメディアの作品群によって表現する。2015年に来日以降、第4回CAF賞入選、第22回岡本太郎現代芸術賞入選。主な個展に「霾 pm2.5 」(TAV GALLERY、東京、2018) など。
MES mesmesmes.asia
MES (メス) は、2015年に結成された日本のアーティストチーム。谷川果菜絵 (KANAE) と新井健 (TAKERU) を中心に、東京芸術大学在学中、演劇やビックバンド、アンダーグラウンドカルチャーに影響を受け、時代を切り拓く新しい芸術様式を模索する形で結成、展覧会/パフォーマンス/演出を国内外へ展開。これまでの活動に、 ワタリウム美術館地下オン・サンデーズにクラブをインストールした新井健 個展「OUTTASTEP」における『CLUB IN MUSEUM』、クラブ青山蜂・ANAGRAの2会場パーティー形式の展覧会「SEMISSION」、チーム初のギャラリー個展 TAV GALLERY「MAYDAY」、ダムタイプ「S/N」にオマージュを捧げたパフォーマンス「MES/N」、若手レーベルとのタイアップエキシビションライブ「POOL MUG」、ウイーンでの個展「NATU NATU」などがある。近年はオリジナルの〈レーザー・アニメーション〉や〈ライブ・テーピング〉を使用し パーティー演出を皮切りにクライアントワークも多数。 スポンサーは古藤工業。