丸山喬平 個展「重い靄」[ 7/24 (fry) – 8/2 (sun) ]
若手の枠に収まらない等身大以上の大型作品を制作する彫刻家・丸山喬平の個展「重い靄」を、7月24日 (金) から 8月2日 (日) まで開催します。
丸山喬平は、1987年生、東京芸術大学大学院美術研究科に在籍する気鋭の若手作家であり、これまでに東京都内を中心に多数のグループ展に出展。本展は、昨年開催した初個展「『人』という表面」 (代々木アートギャラリー、千駄ヶ谷) に続く、作家として第2回目の個展となります。
本展「重い靄」に込める想いについて、丸山喬平はステートメントのなかで次のように語っています。
「人の姿の佇まいから生じるプレッシャー、観察を通感じる畏敬、畏怖の念、存在感に、私の中に生じる思考、感情、欲とも願いともつかないイメージを沿わせ、視覚化出来ないかと試みている。(中略) 動く事の無い瞬間を保ち続ける形の中には、作り手の生涯の幾らかの時間が注がれており、時に認識し難い異形の形が現れる。如何なる形であっても、それは私の、私も含めた人間を肯定する姿勢であり、前進への願いである。」
出展作品は、主に木材をメディアとした、身体がモチーフの等身大以上の大型作品。本展会場となるTAV GALLERYの大きな特徴である大通り沿いの大ガラスからの圧巻の光景を、是非、ご覧ください。
TAV GALLERY STAFF
作家プロフィール
丸山 喬平
1987年 神奈川県生まれ
2013年 東京芸術大学美術学部彫刻科卒業
2013年 東京芸術大学大学院美術研究科入学
[ 個展 ]
2014年「『人』という表面」 (代々木アートギャラリー、千駄ヶ谷)
[ 主なグループ展・参加プロジェクト ]
2015年「東京芸術大学卒業修了制作展」(東京芸術大学美術学部彫刻棟)
2014年「TOKYO DESIGNERS WEEK 2014」(新宮外苑)
2014年「伝撃ストーリーズ」(メインビジュアル制作、作品展示、六本木シネマート)
2014年「Derby展」(Gallary kingyo、千駄木)
2013年「SOTTEN2013」(ヒルサイドテラス、代官山)
2013年「東京芸術大学卒業修了制作展」(東京都美術館)
2013年「人ってなんだろう」(Gallary kingyo、千駄木)
2012年「7orphans」(東京芸術大学絵画棟)
2012年「たてとほこ」(Up stairs gallary、代官山)
2012年「Body scale」(都立芸術高校)
2011年「瑞浪陶土フェスタ」大賞受賞 (瑞浪市準) [同大学生とのグループ参加]
開催概要
名称 : 丸山喬平 個展「重い靄」
会期 : 2015年7月24日 (金) – 8月2日 (日)
会場 : TAV GALLERY (東京都杉並区阿佐谷北1-31-2) [03-3330-6881]
時間 : 11:00 – 20:00
休廊 : 7月30日 (木)
OPENING PARTY : 2015年7月24日 (金) 18:00 – 20:00
ステートメント
人の姿の佇まいから生じるプレッシャー、観察を通感じる畏敬、畏怖の念、存在感に、私の中に生じる思考、感情、欲とも願いともつかないイメージを沿わせ、視覚化出来ないかと試みている。
その時々の環境からの干渉による移り変わりの中で、次の瞬間にも流れさってしまいそうな自身の思考や感情を保つには行動により自らの意思を示していくしかない。その行動は人が前向きに生きようとする精神に基づくべきだというのが私の願いである。
作品は、その姿が現れ出た時から生物とは別の時間の中に置かれるように感じる。動く事の無い瞬間を保ち続ける形の中には、作り手の生涯の幾らかの時間が注がれており、時に認識し難い異形の形が現れる。
如何なる形であっても、それは私の、私も含めた人間を肯定する姿勢であり、前進への願いである。
丸山 喬平
[参考画像]