HIBIYA OKUROJI ART FAIR 2024 [ 3/7 (Tsu) – 3/10 (sun) ]


 

日比谷の奥にひそむ、大人のこだわりが集う高架下「日比谷OKUROJI」にギャラリーが集結し、ギャラリー主体の既存の形式にとらわれないアートフェアを開催いたします。

東京の中心地である日比谷・銀座の「奥」にあることに加え、高架下通路の秘めたムードを「路地」という言葉に置き換えることで命名された日比谷OKUROJIは、JR東日本(山手線、京浜東北線、東海道本線)と、JR東海(新幹線)が通る鉄道高架橋の下300メートルにわたる施設。1910年(明治43年)にベルリンの高架橋をモデルにドイツ人技師の指導のもと建設された象徴的な煉瓦アーチは、現役の高架橋としても日々鉄道の運行を支えています。

銀座、有楽町、日比谷、新橋などの個性的な街のどこにも属さず、各エリアのノード(結節点)となりうる可能性を秘めたロケーションと、114年もの歴史を湛えながら日々の交通網を現在進行形で支える姿は、まさに現代アートを発信していく場として最適と言えます。
垣根なく現代アートの面白さを伝える場を目指し、ギャラリスト自身の言葉で説明を聞けるギャラリーツアーを、1日2回実施します。「エマージング」セクションでは、ギャラリースペースを持たない独立したてのギャラリストや、既存ギャラリーのスタッフが自らの名でディレクションを行う、次世代の表現も紹介します。また個性的な飲食店の並ぶ日比谷OKUROJIと呼応するように、会期中は「モバイル茶室」を活用したカジュアルな茶道体験もお楽しみいただける試みを行います。

アートフェア東京と同じ会期で開催とし、東京国際フォーラムから徒歩の周遊が可能。日比谷OKUROJIの公式コピーのとおり、「通な大人たちが何かを探し求めたくなるようなワクワク感とともに、深いこだわりと100年の歴史が潜む、ひそかな穴場感」を体感いただけるアートフェアに、是非ご期待ください。

TAV GALLERYは、鈴木操の実際のバールンを使用したDeorganic Indication シリーズと、馬嘉豪はフィギアを多用した新作彫刻作品、ロジャー・ダヌワタの地球外生物と「配送」を通じたコミュニケーションがテーマの大型の作品を出品いたします。皆様の、ご来場をお待ちしております。

 

TAV GALLERY STAFF


 

会場:日比谷OKUROJI G-13, G-14, G-15, H5など
東京都千代田区内幸町1-7-1

会期: 2024年3月7日(木)~ 3月10日(日)

3/7 木 12:00〜20:00  プレビュー
※12:00〜17:00 招待者のみ
※17:00〜20:00 オープニングレセプション

3/8 金 12:00〜20:00 一般会期
3/9 土 12:00〜20:00 一般会期
3/10   日 12:00〜18:00 一般会期

 

出展作家 : 鈴木操、馬嘉豪、ロジャー・ジャヌワタ

web : https://www.hibiyaokurojiartfair.com/

 


 

鈴木 操  SOU Suzuki 

文化服装学院を卒業後、ベルギーへ渡る。帰国後、コンテンポラリーダンスや現代演劇の衣裳デザインアトリエに勤務。その傍ら彫刻制作を開始する。人間と物質の時間的・空間的関係性の変質について考察を重ねながら、バックグラウンドにある衣服制作の技術的延長と、それに囚われない詩的な技術探究を彫刻表現に於いてアプローチを行う。

 

馬嘉豪  JIAHAO Ma

1996年中華人民共和国西安出身。埼玉を拠点に活動。兵馬俑(へいばよう)を彷彿とさせる建築模型用の人体フィギアを圧縮させた彫刻作品を数多く発表。社会主義制度の問題を問う現代美術家の馬嘉豪(マ・ジャホウ)は異邦人として日本国のあり方を俯瞰的に読み解き、社会に生きる人々の共存の可能性を問い続ける。主な個展に「霾(PM2.5)」(2018, TAV GALLERY, 東京)「HOLMGANG」(2023, TAV GALLERY ,東京)など。

 

ロジャー・ジャヌワタ ROGER  Januwata

1980年生まれ。東京都在住。陰謀論や、パラドックスを扱う匿名のアーティストとして知られる。初個展「紳士服とダンスしませんか?」(2022)では、日本国に伝わる竜神信仰の逸話を元に、浮遊する竜を約5mの展示台で再現、某国大統領の局部を部分的に取り出して浮遊させた作品などを出展し話題を呼んだ。主な展示に「紳士服とダンスしませんか?」(2022,WHITEHOUSE, 東京) 「アルカイの空-Sky of the biginning」(2023, TAV GALLERY, 東京)