artKYOTO2024 [ 10/31 (Thu).│11/2 (Sat) – 11/3 (Sun) ]
この度、TAV GALLERYは京都の渉成園にて開催される伝統工芸と現代美術のアートフェア「artKYOTO 2024」にRitsuki Fujisaki Galleryと合同ブースにより、出展いたします。出展作家は仮想生命体 BLINKERSを制作する坂爪康太郎と、フェティッシュな戦闘民族OK Warriorsを制作する町田太一の新作、過去作を出品いたします。同ブースにはRitsuki Fujisakiにより、NYを中心に活動を行うBrad Ford Kessler、mcg21xoxoの主催者で知られるTaka Kono、気鋭若手画家の山本一馬が出品されます。
渉成園は京都市下京区にある江戸幕府3代将軍「徳川家光」が約1万坪の土地を寄進し、作庭した庭園として知られており、庭園内に佇む畳が引かれた建物の中で伝統工芸や、現代美術が入り交じったアートフェアが展開されます。皆様のご来場を、一同、心よりお待ちしております。
TAV GALLERY STAFF
催開概要
名称:artKYOTO2024
会期:2024年10月31日(木).11月2(土)- 11月3日(日)
会場:渉成園(京都府京都市下京区珠数屋町通間之町東入東玉水町)
時間:10月31日(木). 11月2日(土)10:00-16:00
時間:11月3日(日)10:00-15:00
休業:11月1日 (月)
TAV GALLERY :坂爪康太郎、町田太一
Ritsuki Fujisaki : Brad Ford Kessler、Taka Kono、山本和真
TAV GALLERY
坂爪康太郎 / SAKAZUME Kotaro
1988年東京都生まれ。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科陶磁専攻卒業。多様な相関関係をテーマに、電動ろくろでかたちづくった形状を変形させたり繋いだりすることで「表裏」や「内外」などを感じさせる陶磁器の仮面彫刻を制作している。その他に、倖田來未の楽曲「Dance In The Rain」のMVのマスクデザインや、アイドルグループ「仮面女子」のマスクを制作。陶芸教室「P&A Pottery class」の主宰も務める。
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町田太一 / MACHIDA Taichi
1992年生まれ、群馬県伊勢崎市出身の現代美術家。ゲームのイメージとセクシャリティの可能世界を描き出す作風で、幼い頃の触覚的な記憶や、ゲームや映画から着想を得た非現実的なイメージを巧みに表現する。社会生活における理想的な循環や、自身の分身を象ったミュータントたちの生活様式を、絵画、3Dプリンターを使って制作するマルチメディアなアーティストとして知られる。
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Ritsuki Fujisaki
Bradford Kessler / ブラッドフォード ケスラー
1982年にカンザス州のカウボーイの町ドッジシティとウィチタの間にある高原にある小さな町で生まれ育ち、現在はニューヨーク、ブルックリンを拠点としております。カンザス大学にて美術学士号、ニューヨーク市スクールオブビジュアルーアーツにて美術修士号を取得。また、パーソンズ美術大学にて教鞭を取りました。突然変異と啓示は、アメリカ人アーティスト、ブラッドフォード・ケスラーの基本的な経験の中心であり、彼の寓話的な作品は「変化する子供時代の想像力とねじれたダーウィンのアルゴリズムの悪魔的な交響曲」と評されています。これが根ざしているのは、中西部のバイブル・ベルトで育ったケスラーの個人的な痕跡です。彼の幅広い作品には、鋭い形のキャンバス、カスタマイズされた武器、生物学的な具象彫刻などがあり、それらはすべて、行動規則、文明、技術の進歩、制度化された神学への相反する衝動に対処するために人間の本性の動物性を呼び出す、独特の不吉なビジョンを共有しています。
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山本和馬 / YAMAMOTO Kazuma
山本和真は1998年東京都生まれの現代アーティスト。2023年東京藝術大学油画専攻卒業、同年から東京藝術大学大学院 油画専攻に在籍。主な展示として、Archetype (Ritsuki Fujisaki Gallery, Tokyo, Japan, 2023), Formless Sky(Shimokitazawa Arts, Tokyo, Japan, 2022), Banned Toys (Ritsuki Fujisaki Gallery, Tokyo, Japan,2022)。山本はインターネットの「ミーム」や映像コンテンツ、とりわけホラー映画の持つ「不気味さ」、 「薄気味悪さ」「居心地の悪さ」に惹かれ、嗜虐性と愛らしさを不穏なまま共存させた作品で知られる。本来想定されている消費行為の枠組みを逸脱するような遊戯的な消費を創造行為として捉え、遊戯的な消費行為がはらむ過剰性を明るくキッチュなイメージを使用し表現する事で、想定された消費行為の枠組みの揺らぎが生む不安定さの中へ鑑賞者を誘引する事を主なテーマとして制作している。山本の絵画作品に採用されている図像の意味が容易に把捉できないスタイルは、イタリアのサンドロ・キアら「3C」と呼ばれる作家たちのトランス・アヴァングァルディアや、ドイツ新表現主義の作家ジグマー・ポルケを想起させる。幻想的な側面と、幼児の落書きのようなラフなイメージとともに、北方ルネサンスの写実性が同居しており、モチーフの非現実性や、意図的に導入されている拙いタッチとは別に、リアリスティックな描写も写真的なダイナミズムを欠き、どこか冷たく佇んでいる。
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Taka Kono
1994年に神戸で生まれたTaka Konoは、彫刻、インスタレーション、パフォーマンス作品を通じて恐怖と親密さの関係を探求しています。Konoは、恐怖を利用して、誤解された愛情表現を描写し、日常の感情的なやり取りでよくある誤解を反映させています。同時に、Konoの作品は親密さが個人の境界とどのように相互作用するかを探り、個人的な空間の必要性が親密さへの衝動と対照的な力学を生み出しています。この親密さと隔離の相互作用は、Konoの作品に繰り返し現れるテーマであり、鑑賞者が自分の恐怖や欲望に立ち向かうこと、そして私たちの精神の暗黙の側面に注意を向けることを目指しています。この探求を通じて、Konoは人間の経験における恐怖と親密さの絡み合った性質を強調しています。