未来美術専門学校アート科展「渦渦」[ 4/1 (fri) – 4/10 (sun) ]


 

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現代アートシーンに数多くの若手作家を輩出してきた美学校にて、未来芸術家・遠藤一郎が講師を務め、現在進行形で開講されている現代アート講座「未来美術専門学校アート科」の一期生と二期生による成果展「渦渦」を、4月1日(金)から4月10日(日)まで開催します。

 

「未来美術専門学校アート科」は、未来芸術家である遠藤一郎が、車体に大きく「未来へ」と描かれ、各地で出会った人々がそのまわりに夢を書いていく「未来へ号」で車上生活をしながら全国各地を走り、「GO FOR FUTURE」のメッセージを発信し続けるなか、2014年に美学校にて開講。遠藤一郎は、開講時に講座紹介として次のように語っています。

 

「どうしようもなく役立たずだけど、究極に役に立つ、最強のど素人、夢バカ。やりたいことをやるのは苦しいけど、負けない。何がアートなのかなんてことを授業でやるつもりはなくて、やりたいことをどういうふうに実現するか、ひも解いていきたい。本当にお前がやりたいことは何なのか。(中略)大きな課題としては、仕組まれた価値観からの脱却、その先に広がる自由への踏み出し。それはかなり難しい。でも好きなことに命かけていいじゃん。命なんだし、人生なんだし、一つなんだし。あたりまえの自由、それを開放する。(中略)実は素人は最強。そこを夢バカと表現している。夢バカ最強宣言。非実力派宣言。最初の一歩。世の中にはへんなやつが必要だ!!」(美学校「未来美術専門学校アート科 講座紹介」より抜粋)

 

本展は、講座開講以来、初となる展示であり、遠藤一郎のキュレーションにより、出展者は、石関サエ、奥平聡、川上遥か、木村奈緒、一十三、仲田恵利花、中村留津子、ぶーにゃんと、これまでの「未来美術専門学校アート科」のすべての受講者が参加。

 

また、展示期間中の4月9日(土)には、「少女閣下のモノグラム」と題したぶーにゃん作品の発表として、カルチャー雑誌「TRASH-UP!!」が設立した音楽レーベル「TRASH-UP!! RECORDS」に所属、メンバー、楽曲、パフォーマンス、衣装、そのどれもがアナーキーでクレイジーであり、既成アイドルの概念をぶち壊さんとする活動が注目を集める6人組アイドルユニット・少女閣下のインターナショナルがゲスト参加し、カッパ師匠 aka 遠藤一郎と共演するライブ&トークショーが開催されます。

 

「最強のど素人、夢バカ」「本当にお前がやりたいことは何なのか」「世の中にはへんなやつが必要だ!!」」という宣言によって集まった「未来美術専門学校アート科」の受講者たちが「あたりまえの自由」をどのように表現し、開放するのか。「未来美術専門学校アート科」が踏み出す「最初の一歩」となる本展に、是非、ご注目ください。

 

 

TAV GALLERY STAFF

 

 

作家プロフィール

 

石関サエ

いのしし年、道化師、ライフアート
はじめまして!!!!!!こんにちはぁぁあああああ!!サエです!!!
ワタシは、自分の人生をかけて石関サエそのものが道化師であり、ライフアートという作品制作中…
ライフアートとは…?
ワタシは、すごい彫刻作品よりもアート作品よりも、ワタシの人生そのものが、一人ひとりの生き様がアート作品だと考えています。
ワタシに少しでも⁇って思って貰えたら、道化師って?ライフアートって?って思って貰えたら、ぜひ来てぐだせい!お茶でもしましょ!

 

奥平聡

現在美術家。1983年生まれ。上智大学文学部哲学科卒業後、ホテル、起業、コンサルティング会社勤務を経て現在美術家。声とぬいぐるみを素材に作品を制作する。

2015「わくわく混浴デパートメント」(トキハ別府店 大分)
2015「Trans Arts Tokyo」(長嶋ビル 東京)
2015「パレ・ド・キョート/現実の立てる音」(ARTZONE 京都)
2016「奥村直樹ノ友達展」(DESK/okumura 東京)

 

川上遥か

1990年 岐阜県飛騨地方出身。
文化服装学院卒業後、美學校にて「未来美術専門学校アート科」と「美楽塾」を受講。
偶然の瞬間、感情としての色彩。ちゃんと成形されていなくても、そこに存在する気持ちを表現しています。

 

木村奈緒

フリーランス。1988年埼玉県に生まれる。2010年上智大学文学部新聞学科卒業後、メーカー勤務などを経て、現在は美学校、NPO法人、ウェブマガジンなどをベースに取材、執筆、企画などを行う。14-15年に美術家・会田誠のエッセイにて共同執筆者を務める。15年4月に「わたしたちのJR福知山線脱線事故ー事故から10年展」開催。

 

一十三

東京生まれ実家暮らし27歳
弟と猫を可愛がっている
毎日ジムに行くのが目標です

 

仲田恵利花

1990年生まれ。
2015年より瞳をスクリーンに見立てた映像作品「目 -eye- 」を制作。
今回シリーズ2回目。
瞳の中を流れゆく光に、一瞬の関わりあいと小爆発、常に進みゆく世界を表現する。

 

中村留津子

静岡県出身。
アルバイター

 

ぶーにゃん

神座のラーメンが好きです。
スーパープロデューサー目指して修行中。
デジタル一眼レフで写真を撮るのが趣味。

 

 

キュレータープロフィール

 

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遠藤一郎

1979年、静岡県生まれ。未来美術家、island JAPANプロデューサー、多摩川カジュアルデザイナー、DJ。

車体に大きく「未来へ」と描かれた、各地で出会った人々がそのまわりに夢を書いていく『未来へ号』で車上生活をしながら全国各地を走り、「GO FOR FUTURE」のメッセージを発信し続ける。

アートイベントで展示やパフォーマンスを行うほか、現在、凧あげプロジェクト「未来龍大空凧」を各地で開催。2012年から、日本列島にメッセージを描くプロジェクト「RAINBOW JAPAN」を立ち上げ、日本列島を縦断、日本全体を勇気づけるメッセージを描く。

主な参加イベントに「別府現代芸術フェスティバル2009 混浴温泉世界」わくわく混浴アパートメント、「TWIST and SHOUT Contemporary Art from Japan」BACC(バンコク)、「愛と平和と未来のために」(水戸芸術館)「六本木アートナイト2012」(六本木ヒルズアリーナ)他。2008年から『美術手帖』(美術出版社)連載。

Web : http://www.goforfuture.com/

 

 

開催概要

 

名称 : 未来美術専門学校アート科展「渦渦」
会期 : 2016年4月1日 (金) – 4月10日 (日)
会場 : TAV GALLERY (東京都杉並区阿佐谷北1-31-2) [03-3330-6881]
時間 : 11:00 – 20:00
休廊 : 木曜日

出展者 : 石関サエ、奥平聡、川上遥か、木村奈緒、一十三、仲田恵利花、中村留津子、ぶーにゃん
キュレーター : 遠藤一郎

Closing Party & Talk Show : 2016年4月10日(日)17:00 – 20:00

 

 

関連イベント

 

□ 2016年4月9日(土)開場13:00 -、トークショー13:15 -、ライブ13:40 -、物販14:00 – [観覧フリー]

ぶーにゃん作品「少女閣下のモノグラム」 ライブ & トークショー

出演 : 少女閣下のインターナショナル、カッパ師匠 aka 遠藤一郎

 

少女閣下のインターナショナル

既成アイドルの概念をぶち壊さんとする6人組アイドルユニット。2014年秋にデビュー。 カルチャー雑誌「TRASH-UP!!」が設立した音楽レーベル「TRASH-UP!! RECORDS」に所属。メンバー、楽曲、パフォーマンス、衣装、どこをとってもアナーキーでクレイジー。 道無き道を行く個性的な6人のメンバーが、はたまた個性的なファンを引き連れて、目指すはアイドル界の新天地。

2015年11月に、初のミニ・アルバム『パルプ・プログラム』発売、Shibuya eggmanでの1stワンマン・ライヴを成功させたほか、テレビ番組「笑ってコラえて!」にグループで出演、「ビートたけしのTVタックル」に社長兼メンバーの里咲りさが出演するなど、只今中毒者拡大中。

Web : http://shonasho2014.wix.com/shonasho
Twitter : @shoujokakka

 

□ 2016年4月10日(日)17:00 – 20:00

Closing Party & Talk Show

クロージングパーティとして、遠藤一郎と出展者である「未来美術専門学校アート科」の修了生と受講生たちのトークショーを開催し、その後、ご歓談の時間となります。

 

 

ステートメント

 

 

渦。渦。渦。

 

渦渦しているものはアブナイ。

 

竜巻、ジューサー、DNA、陰謀、ドリル、彼方の銀河。

 

巻き込まれるし、触るとケガする。

 

そこから出られなくなるかもしれない。

 

渦渦しているものはオモシロイ。

 

掃除機、貝殻、排水口。潮目、わたあめ、薄毛のつむじ。

 

ついつい見ちゃうし触っちゃう。

 

他にはなんにも見えなくなるかも 幼い頃、洗濯機のふちに背伸びしては、 濡れた衣類の塊と石鹸の泡の渦渦に 手を突っ込んでみたいとうずうずした記憶。

 

何もかもが退屈に思えた頃、 台風の夜に、テレビに映る渦渦を眺め、 この暴風と豪雨の中に飛び出してみたいとうずうずした記憶。 そして今、僕らはついにやってしまった 未来へと上昇する渦の中、 巻き込んだり巻き込まれたりしながら。

 

心のうずうずを、見つめながら。

 

自分たちでも理解不能な七人七色の渦渦。 既知の外へ、既知の外から、 ここは銀河か排水口か。 手を突っ込んでみたら、わかるかも。