都市倫理のアフター・パノプティコン [ 3/19 (Tsu) – 4/12 (Sat) ]
POOL SIDE GALLERYは、金沢21世紀美術館の外縁に位置する、2024年設立のコマーシャル・ギャラリーである。名称は、レアンドロ・エルリッヒの〈スイミング・プール〉をプールサイドから眺めるという、わずかな距離の意識に由来する。本ギャラリーは、美術館という制度的中心に正面から対峙するのではなく、その外側に立ちながら、視線の構造そのものを静かに反転させる場として構想された。 ここは、中心を観察しうる私的空間という意味で「民営のパノプティコン」と呼べるかもしれない。しかしその目的は統制ではない。制度が前提としてきた〈見る/見られる〉という関係の条件を、あらためて表に出すことである。鑑賞と監視、参与と距離、内と外。そのあいだに生じるわずかな緊張を引き受けながら、POOL SIDE GALLERYは境界面に立ち続ける。中心に近づくことは、対立の身振りではなく、可視性を媒介としたひとつの介入である。 本展「都市倫理のアフター・パノプティコン」は、監視社会という
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